椎原保展「時の風景」 [ギャラリー]

2008.10/28(火)〜11/28(金)
京都芸術センター


椎原さんは他の作家さんとのコラボレーションを多数されているイメージがありますが、今回は個展です。
しかし、言い様によっては芸術センターという「場」とのコラボレーションだと捉えることも可能でしょう。

ギャラリー南は、様々な日用品が吊るされ、揺らめく白い空間でした。
その白さは白壁によるものではなく、いくつか置かれた鏡や吊るされたモチーフが反射する光によるものです。ひとつひとつは使い古された日用品なのに、それらの作る空間はまるで滅菌された病室のようでした。

ギャラリー北はもう少し体温があり、壁に細く綴られた言葉は誰かの頭の中を覗いているようでした。

今回はワークショップルームにも展示があります。
椎原氏が長年作り続けてこられた「風景の建築」が。
私自身、このシリーズの作品を見るのは何度目でしょうか。
石と鋼鉄線が作り出す鋭利な緊張感。
綱渡りのような恐怖と高揚感。
すばらしいですね。


やはり明倫小学校というのはアーティストの完成を刺激する場なのだと、再認識させられる展覧会でした。





nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
LOCASTUDIO BAKUBAKU『アグの森.. ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。